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中国南方航空格安便でパリまで往復15万
帰国して5日、やっと日本のペースに戻ってきたので今日はコラムを書く事にしました。
中国南方航空の格安チケットだったため、途中の乗り換えが結構ハード。
行きは羽田→広州(南方航空)→広州→アムステルダム(南方航空)→アムステルダム→パリ(KLM)、帰りは逆のコースですが帰りの空港はパリ・シャルルドゴール空港スタートなので海外からの出国となり勝手が違います。
違うターミナルに着いてしまったり、預け荷物が重量オーバーで追加料金145€支払い、手荷物で2回引っ掛かり、やっと出国。
KLMのCAさんは皆さん私(172㎝)より大きく、体格が良くて180㎝近くあるんじゃないかと感じました。
パリからアムステルダムは1時間半ほどですが、ちょっとしたオヤツが出ます。
”Here you go!”と投げるように配られたココナツマカロン。美味しいのですが、かなりの食べ応えで既に満腹。(だんだん飽きます)
隣に座っていた中学生くらいの黒人の男の子がコーラの缶を上手く開けられず、私が開けてあげると今度はこぼしてしまい、ちょっとだけ面倒でした。
途中のアムステルダムで自分用のお土産を…と思ってたのですが、チューリップのキーホルダーやチーズなどハウステンボスで見たようなものばかりで気分が乗らず断念。
ここから広州まで南方航空に乗り換えて約12時間です。
南方航空?事故したやつじゃん?(←それは東方航空)などと皆から言われ、全く期待してませんでしたが結果的には良かったです。
機内食2回、ブランケットとクッションがあり席別にモニターが付いていて、好きな映画やゲームを観たり音楽を聴いたりできます。CAさんも丁寧で優しいです。
- 飲茶。ちまき?が美味しかった。
- ちょっと給食っぽいですが充分おいしい。相当ボリュームあります。
私はドリンクにコーヒーを頼むのですが、アムステルダム⇔広州便のコーヒーは行きも帰りもクリーム(ミルク)と砂糖入りでした。(砂糖はいらないんだけどね)
広州に着くと今度は日本に向けて出国検査ですが、ここではコロナの感染予防を含めてwechatのアプリを使用します。wechatシートに結構な個人情報を入力するので、これが感染防止に本当に必要なのかどうか若干疑問ではあります。
広州では何となく月餅を買いたいと思っていたので、お土産に買って羽田行の南方航空へ。5時間のフライトです。
参考までに、広州から羽田までの南方航空便のコーヒーは、わたしが期待するコーヒーで「クリーム下さい」と頼むやつです。そして、機内食も1食出ます。
羽田→成田(蒲田で一泊)
羽田空港に着くと沖縄便に乗り換える為に今度は成田空港に向かわなければならないのですが、ここで中休みの為に蒲田に一泊。
今回のパリ国際大学アート風呂敷展で一番の推し、書家のちひろさん(横浜)と報告がてら食事のお約束があります。
※アート風呂敷展関係のコラム→https://mbp-japan.com/okinawa/snspromos/column/5139912/
ホテルにチェックインしてシャワー浴びて、ちひろさんが予約してくれてた寿美吉へGO


駆けつけ三杯ではないですが、生ビールが美味しすぎて立て続けに3杯飲んで一息…。
パリでの展示後に自分がプロモートする作家に会って食事、そして今後の話。この時の充実感と幸せな気分は言葉に出来ませぬ。
このあと冷酒を飲みつつ来年のマルセイユとパリでの展開について語り合いますが、酔いの勢いで話が徐々に大きくなっていきます…。
このお店は、お蕎麦が特に美味しく器が素敵です。
オーナーに福岡のホテルをブランディングした時の器の選び方を語る彼女。いい女と呑むのは楽しい。
日本の価値観を考え直す
(ここから、感情が入り混じった私的な意見になります。適当に読み飛ばしてください)
今回のパリ・ドミトリー一人旅(3日間は友達が借りたジャパンエキスポの会場に近いアパートメントに泊めて貰いましたが)で気付いた事が沢山あります。
60歳にもなって人生初のドミトリー泊が、まさかパリだとは自分でも驚きですが…これは本当に面白い体験でした。
詳しくは別の記事で書きますが「日本人はコミュニケーション過剰なのではないか。」なんて思えるほど、各国から来ている人々のシンプルなコミュニケーションと生き方を垣間見ることが出来て気持ちが良かったです。
パリには町の真ん中にも24時間コンビニなどありませんし、スーパーも日曜や祝日は休みですしデパートのトイレは有料です。(約300円)
自販機も日本の様にあちこちに無いので、水は大目に持ち歩かないと水分補給できません。
円安もあって物価は約2倍ですし、税金も日本より高いです。メトロはスリの巣(目前で見ましたが、これも別記事に書きます)
カルフールも閉店時間前にシャッターを下ろし、入ろうとしてる客を追い返したりしますが誰も文句言いません。サービスを決めるのは、お店の権利なのです。
そして日本で報道されている「海外からの日本の評価」は残念ながら完全に美化されており、アニメや漫画も日本が発信元ではあったもののヨーロッパでは既に違うものが育っています。
ジャパンエキスポに大量のコミックを出展していたフランスの出版社に聞くと「(映画化されて有名になった物は兎も角として)作家は別に日本じゃなくても良いんです。日本は翻訳やルールなど時間もコストも掛かりますし、フランスで育てるのが我々の仕事ですから。」と現実的なお言葉…。冷静に考えると当然です。
それに気付いている日本のデザイン学校は、既にパリに進出を果たしており出版社とも提携しています。※実際にジャパンエキスポで確認でき、マネージャーと話せたのはのは1校のみ。
せっかく日本が生んだ技術や文化を生かせず、海外に活用されどんどん日本が取り残されてるのは悲しい事です。
ついでに告げ口ではありませんが、KLMも南方航空もCAは客席を挟んで普通に大声で雑談したり笑ったりしています。「さっき落としたからカップ足りないんじゃない?」「そっちジュースまだあるー??」「これ私の好きなカップケーキ♡」みたいに。
パリ祭の時にいたポリス(CRS)なども、銃を片手にコーヒー飲みつつカフェの客と雑談してましたね。
海外ではこれが普通なのですが、日本は何故か「忠実に職務をしているポーズ」が評価されるわけなので、誰かがSNSに投稿すると物議を醸しだすような気がします。
やはり日本人は中学生くらいになったら、日本の価値観が狂っている事を知る為に一度海外に出るべきではないかと思います。
個人的な感想
日本は安いのにサービス過剰、複雑なコミュニケーション。労働者は常に何かに頭を下げており疲弊するのは当然だと思う。
コミュニケーション依存の結果なのか、「他人に求めすぎ」にも見えます。
日本ほど他人に興味を持ち、他人に干渉し、他人を叩き、嫉妬深い民族はいないように思います。
中には他人を叩いたり謝罪を求める事でヒーロー気分になっている人までいて、気持ち悪くて仕方ないです。
切符売り場で時間が掛かっている人に「早くしろ」と文句言うなら、あなたが他の列に並べばいい。心があるなら助けてあげればいい。
他人を変えようとするのではなく、自分が変われば良いだけのこと。
他人と自分の境界線が無く、自分に合わせて他人を変えたがる人が多すぎる事が私が感じる日本人の一番嫌いなところです。
自分の価値観=他人の価値観。とでも思っていらっしゃるのでしょうが、それぞれの人生、目標が違えば価値観も変わって当然なのですよ。(もちろん全ての人達ではありませんが、海外と比較して理解できてない人が多いのは事実。)
そもそも目標を持って生きている人は目標達成に集中し自分自身に目を向けているので、他人の一挙手一投足に興味などありません。承認欲求に必死になっている人とは思考も違い歪んだ感情もなく、実績や経験も豊富なので良い影響を受けることが出来ます。
私自身あまり「他人の行動」には興味が無いので、他人の話題ばかりに興味を持つ人は好きになれません。自身の目標に集中しリスペクトし合える人物とだけ付き合いたいと感じます。
そして、元気なうちにもっと海外に行って色々な作品や文化や「人物」に出会い勉強し、納得できる人生を終えたい。そんな風に感じました。
広い世界、様々な人達の人生や歴史に触れ、新たな希望に満ちている自分を感じる事が一番の成果です
海外に行くと人生の概念が変わると言いますが、このまま色褪せないうちに歩み続けたいと思います。
私は今60才ですが、あと10年は違う世界を見て勉強したいと思います。健康でさえあれば、遅い事などないという事だと思います。
ちょっと一部の人達に対するネガティブな感情が湧いてきたので、以上で終わります。
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