RERとメトロ
パリ観光にはメトロかバスを使う人が多いと思いますが、遠方に行くときは高速鉄道(RER)が料金が安く便利です。
メトロの乗り口はMのマークがあり分かり易く、比較的乗り方も簡単です。
路線図は、下記からダウンロードできます。
●メトロ:https://www.ratp.fr/plan-metro
●バス:https://www.ratp.fr/plan-bus
RERとメトロは、Amazing TRIPさんで分かり易く説明されていましたので御紹介します。
https://amazing-trip.xyz/t-blog/metro-remap/2-2/
ちなみに、メトロやRERはスリが多く通路にはホームレスが生活していたり治安は良くないですが、お洒落なモザイクアートがあったりしてオツな風情があります。
ただ、私は方向音痴なので駅から駅まではどうにか移動できたとしても駅を降りて目的地までの移動が苦手で、Googleマップを見ながら歩いているにも拘らず気付けば反対に向かっていたりします。
パリの7月は朝と夜は比較的涼しいのですが、昼間の暑さは沖縄並み。紫外線指数もUV指数も高いので、出来れば余分な時間と体力を消耗するのは避けたいところです。
なので、駅から非常に近い場所以外は結局Uberを使いました。
余分な経費は使わない方が良いのですが、道に迷う時間と消耗する体力、ストレスを考えると私に取ってはタクシーの方が効率的です。
その代わり、目的地では極力たくさん時間を使って散策するようにしました。
宿泊(ドミトリー/4人部屋)
私が泊まったOoops!Hostelsはテディベアで有名なゴブラン通りで、ノートルダム寺院辺りまで歩いて30分弱。近くにスーパー、Carrefour CityやFranprixがありとても便利なエリアでした。
1階には共有のキッチンスペースがあり、朝食付き。パンやドリンクは1日中フリーです。
私はスーパーで買ってきたパンとヨーグルトがあったので、それを持ち込んでコーヒーと一緒に朝食をとっていました。
正直ドミトリーは若者向きのイメージが強く”部屋で大騒ぎされると困るなあ”と思っていましたが、年配の方も多くそんな感じは全くなかったです。
初日はイタリアかスペインの20代くらいの女性と、よく分からない国の大柄の女性、黒人の男性と同室でしたが常に誰かが寝ており殆ど会話がありませんでした。
その後、男性が去り他の男性と入れ替わりで3日くらい続きましたが、誰一人として会話をせず暗黙の了解で常に電気も消して静かにしていた感じです。(夜の10時頃まで外が明るいのもある)
一度だけ朝早く出て行った大柄の女性が30分後に帰ってきて「カードキーが壊れている」と血相を変えて私に訴えてきたので、(当然の事だと思うが)フロントに言った方が良い。とアドバイスしたのが彼女との唯一の会話でした。私も含めて、殆どの人が英語ネイティブではない感じでした。
彼女のバッグの中には大きなぬいぐるみや色とりどりの衣装が見え、出掛けるときは華やかなワンピースなので何をしている人か気になりましたが、恐らく袴パンツと羽織りジャケットで寝ている私の姿も気になった事と思います。
彼女が去る日の朝、「お元気で」「あなたも」みたいな最低限の会話が妙に爽やかで、心に残った感じです。
その翌日もう一人の女性も去り、日本人男性が二泊、イランの男の子、黒人の背の高い男性(恐らく20歳くらい)など男性の中で紅一点となり、翌日また日本人男性の後でブラジルの女性が入り…。
イランの男の子は日本に興味があると言ったので日本について少し話した他は、誰もお互いに話そうとしませんでした。
彼は「僕は5か国語を話せるから、日本語も話せるようになりたい。いつか必ず日本に行く。」と言っていました。
積極的でハッキリものをいう子で「日本人の男の人のイビキがうるさくて眠れなかった。」と言い、ブラジルの女性がイビキをかいてる時もわざわざ彼女を起こして「あなたのイビキがうるさくて眠れない。身体の向きを変えると、あなたも呼吸が楽になる。」といったアドバイスをしていました。

右奥が私のベッド
左下ベッドの20歳くらいの背の高い黒人の男の子のキャリーが二つとも新品で、服も靴も新しく何となく張り切った印象でしたが、どこにも出かけず常に部屋にいることが非常に不思議でした。
フランスで働こうとして遠い国から来たのかも知れません。ですが、彼は起きると自分のベッドをメイキングして出かけて10~20分くらいで戻ってきては1日中スーツケースをあけたり閉めたり、昼寝している様子でした。
私がパソコン作業で1日部屋にいた日、彼に「暑いからエアコンを付けても良いか」と聞くと物凄く悩んで頷き、エアコンは苦手なのかもしれないと察したので「寒かったら切ってね」と伝えました。
その翌日に彼が洗面室で何度も鼻をかんだりzoomか何かで何語か分からない言葉で会話しているのが聞こえましたが、想像するに相手は親で「部屋が寒い」みたいなことを言い、明らかに親の口調は”がんばりなさい”みたいに慰めているような励ましているような様子でした。
一度イランの男の子にグミをあげたので黒人の彼にも渡そうとしたら首を振って受け取ろうとしませんでした。エアコンを付けたことを怒っているのかも知れないと思うと、その後はエアコンをつけることを遠慮してしまいました。
ただ、私がチェックアウトする準備をしている時に、私の前に来て「メルシー」と小さな声で言ったので、シャイなだけだったのかも知れませんし英語を全く話せなかったのかも知れません。
10日間のドミトリー生活、部屋にいるときは机を占領してパソコン作業をすることが出来ましたし、1階ではコーヒーが無料でキッチンも使えて良かったのですが「イビキ」をかく人が多いのは苦痛でした。あと、シャワーもお手洗いも共同ですし、やはり色々と不自由だった事は確かです。
私は娘の入院に約1年間付き添った事があるので「病院の付き添い生活より数倍マシ」と思いましたが、少なくともリラックスは出来ません。
経験の為には良いと思いますが、神経質な人やゆっくり休みたい方は高くてもホテルの方が良いと思います。
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ゴブラン通り
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