
終活は70過ぎてからするものだと思っていましたが、最近では20代のうちから考える人もいるという記事を見ました。
「終活とは自分のエンディングや(思いや物など)引き継ぐものを考える事で、今をよりよく生きることが出来ます」
という、終活のメリットについて考えてみます。
終活とは?
終活で行うべきこと
終活という言葉が聞かれるようになったのは、ここ10年くらいです。
「認知症になる前に身の回りの事が分かるように整理する。」という事から始まったもので、ルールなどありません。
実際に行うべきことをいかに纏めました。
1.知人、親族の連絡先を纏める。
交友関係などは残された人にはわからないので、住所録にまとめておきます。
特に連絡を取っていた人がいない場合は必要ありません。
2.医療や介護について
医療保険、介護保険、病院などは分かるようにしておきます。
特に注意してもらいたい事はメモしておきます。
3.相続・財産
通帳や資産など、ひとつに纏めておきます。
相続人や相続財産についてのトラブルが起きないように文面にしておきます。
4.その他
お墓や葬儀などは、残された人たちに任せる人もいます。
この辺りも考え方ですのでルールはありません。
終活のタイミング
特にルールはありませんが、早い方が良いという声をよく聞きます。
実際には、いつどうなるか分からないのが人生です。
「今をよりよく生きる」為に、早めに終活に取り組むことは人生の指標を定めるメリットにもなります。
途中で何度変更しても、誰にも迷惑は掛かりません。
人生をよりよく生きるために
終活は人生設計の一つ
私は父親譲りの左党で、お酒を飲み過ぎて記憶を失う事も数え切れず。
よくぞ今まで生きてこれたものだと感心します。
いつ死んでも悔いはないくらい飲んだ気がしますが、実は私には老後に家庭菜園をする夢があります。
母親が野菜作りを趣味にしていて、見た事のない野菜を作っては自慢するのを見ているうちに興味を持ったのです。
母は85歳ですが今でも自転車で買い物に行き、畑で謎の野菜を育て、60代にしか見えません。
本人も周囲の人も、畑が若さと健康の秘訣だと言っています。
70歳くらいで引退し、残りの人生は家庭菜園と料理のブログでも書きたいな。
そんなことを考えていると、目の前の苦労も単なる通過点だと気付き余裕がうまれます。
人生の最終章を意識しておくだけでも、気持ちに余裕が出来るという意味でしょう。
今日は久しぶりにイベント関連の仕事をしている知人と電話で話しました。
野菜作りの話に飛んだ後で急に「秋元さん、戦争が始まるからね。歴史は繰り返すから。」と言われました。
なるほど、「そのためにも野菜作り」という意味なのかも知れませんし、自分を守る心の準備は必要なのかもしれません。
サーバーのデータセンターが国内にある場合は海外にも1つあった方が良いかもしれません。
日本のネットワークは海底ケーブルを通っているので、地震や戦争があると全滅です。SNSも使えなくなります。
現金も引き出せなくなると思うので、銀行に預けるのは必要最低限で良いかもしれません。
頼れるのは自分という人間だけです。
電話を切った後に改めて「終活と家庭菜園の計画をしよう」と思ったのでした。

いま私たちが生きているのは、偶然の積み重ねです。
私たちは「生きている」という状態です。
せっかくの人生、目の間のことだけに振り回されてるとしんどいですよね。
ストレスが重なると人生に何も期待が無くなります。ひとりで静かな場所に行き、自分に向き合う時間を作ってみてください。
人生の終点を考えておくと、自分の人生の小さな一コマである今をどう過ごすのかという考え方が出来るようになります。
生まれた限り、終わるのも確かなのです。
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