ブランディングとアートディレクター

日記的な記事

ブランディングと言えばアートディレクターを連想される方もいらっしゃるかもしれません。
アートディレクターはターゲティングやプロモーションなど含めて設計されたブランドを、目に見える形にデザインしビジュアルで伝達する大切な役割です。一般的に企業のマーケティング担当がデザイン会社に依頼したりしますが、業務の分担は企業や業態に依って異なります。

業界や個人に依って仕事の仕方や考え方も異なりますので、コミュニケーション取りやすいアートディレクターと組むことが多くなります。
クライアント様に予算がない場合は弊社でデザインを行う時がありますが、せいぜいノベルティ商品とかパッケージやラベル単品のデザイン程度です。俯瞰的なデザインの表現や技術はアートの世界を熟知したプロの完成度とは全く比較になりませんので、その点を承知いただいた上で作業を引き受けています。
いくら商品に力を注いでもブランド要素がブレていたり素人っぽいデザインだと、顧客との信頼関係を築きにくく商品価値を落としかねません。また、ターゲティングが外れてしまったりすると結果的に誰にも売れない商品になりますので気を付けてください。

海外に人気の「書」のデザイン

話は飛びますが、横浜に国内外で多くの賞を受賞している書家兼アートディレクターの友人がいます。彼女とは10年前に某セミナー会場で隣の席になって意気投合し、それ以降つかず離れずの付き合いです。
要件を半分ほど話すと意図する事を理解してくれたり、私が思っているイメージをバシッと提案してくれるのは彼女以外にいませんが、これも相性だと思います。
今朝、ポストに彼女からギフトが届いていました。2022年度の「書」のデザインカレンダーと2021年のワーク紹介、筆で書かれた手紙でした。
今年から2月を年始と決めた私の心を知っているかのような「2月はじまりのカレンダー」に、私は何か不思議な縁を感じ嬉しく思いました。

6年ほど前、広島のアマチュア書家のサイトを作ったことがあります。アメリカで行われた平和プロジェクトの為に作ったサイトなので、書を何点か掲載する以外には何もしてなかったのですが、その後3年間でアメリカやヨーロッパからのアクセスが伸び、1日のUUが1000を超える日がありました。
口コミで広がったものと思いますが、業務に使用するものではなかったためドメインの更新時に解約し、サイトも削除しました。今となっては勿体ない事をしたと思います。
欧米では中国と日本の違いが分からない人が多いのですが、日本の「書」など芸術や着物などは未だに人気があるようです。一時は家紋なども人気がありましたし、海外に進出する時には上手く日本文化のイメージを活用すれば良いと思います。

海外のクライアントに、友人の「書のカレンダー」を見せると欲しがる人は多いはずです。
もしかすると、今年は彼女と何か大きな展開があるのかも知れないなと、これを書きながら思っています。

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