ドロップシッピングの正しい知識と活用術

EC活用

ドロップシッピングと転売の違い

ドロップシッピングは、工場や生産者(メーカー)の商品をドロップシッパーが仲介してお客様に直送販売する流通システムの一つであり、販売代理店のような位置づけです。
通常インターネットなどを経由し、メーカーと顧客の取引がスムーズに行われるように商品の発注手配やカスタマーサポートを行います。
注意点として、ドロップシッピングはメーカーからの販売委託ですので販売者として明記されカスタマーに対する責任を請け負う事が必要になります。
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Amazon ドロップシッピングポリシー 
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/external/G201808410?language=ja_JP
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上記Amazonのポリシー、『商品の記録上の販売者として特定できるものとする契約を仕入れ先と結んでいること』
とありますように、製品の横流しはドロップシッピングではなく転売と見なされるため大手のショッピングモールに出品出来ません。
本来はメーカーがドロップシッパーとして販売権を認め、卸価格を適応したものが「ドロップシッピング」という事になります。
グッズのプラットフォームなどを使って直送する場合は、販売者や納品書が自分の住所と名前になっているかどうか確認した方が良いでしょう。

利益率が高いドロップシッピング商品

海外にはドロップシッピング業者の情報サイトがたくさんあります。
欧米でもっともよく売買されている商品は下記の順になっています。

1.健康とパーソナルケア
2.ワードローブとアクセサリー
3.キッチンと食料品
4.家と寝室用品
5.オフィス製品
6.ツールとホーム改善
7.カメラと携帯電話のアクセサリー
8.ゲーム

海外では1年間で約1億の利益を上げたドロップシッパーの記事なども沢山見かけますが、残念ながら日本の流通の仕組みではドロップシッピングの業者が少ないのが現状です。
その理由については、日本の流通の仕組みに関係しています。

日本でドロップシッピングが浸透しない理由

私が15年前ネットショップでドロップシッピングサービスを始めた頃、日本では「ドロップシッピング」という言葉が殆ど知られてませんでした。
日本ではメーカーと小売店の間に「問屋」「帳合い」「代理店」業種によっては二次問屋、三次問屋まで存在しますが、海外ではそのような複雑な仕組みになっていません。
20年以上前、コストコが上陸したときにメーカーとの直取引きが条件だったことで、対応についてメーカー間で話題になった事がありました。
このような混乱を生むのは日本と海外の流通の仕組みの違いで、ドロップシッピングが難しいのも当然のことでしょう。

自分でブランドを立ち上げる

以上のような理由から、競合が多いメーカーの商材で利益を上げるのは至難の業です。
ただ、この数年ブランド志向の考え方が衰退し、個人の時代に入ってきています。
これはメタバースの時代と共に、ますます顕著になる事でしょう。
ちょっと先の事を考えてる人は「パーソナル」というキーワードに着目されているかも知れません。
ドロップシッピング+パーソナルブランド商品は、メタバースの到来と共に脚光を浴びるときが来ると感じています。
メタバースの記事にも書いた通り、SecondLifeに店舗を出した時を思い出すとドロップシッピングとの相性は非常に良い訳です。

そう遠くない未来に来るべくメタバース時代を念頭に入れると、海外を視野に入れておいた方が賢明です。
私も最近、試しに過去から作りためてきたコラージュ作品でストアを作ってみました。宜しければご参考になさってください。

昨今SNSで個人の発信力や情報力が求められている時代に入り、独自ブランド商品やオリジナル性の高いグッズも強力なブランディングツールになります。
特に日本人の感性は、繊細で色遣いや細かい描写など魅力的なデザインが多いと海外で評価されています。
ドロップシッピングに興味のある方は下記のページも参考にしてみてください。

個人の力を高めて充実した人生にしましょう

今、この記事を書きながらも「これも、すぐに遠い過去になるんだろうな。」と考えています。
それほど時代の変化が速く情報にあふれている時代になっており、私たちはペルソナの鎧を身に着け、追われるように生活をしています。
いつか人生も必ず終わる日が来るという現実から逃げず、「生きてるうちにやってみよう」という気持ちを忘れないようにしたいものです。

わたしを、
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